たとえば だれかに あたまをポンポンと なでられたり、
つらい時に 背中を さすってもらったり・・・
それだけで心がほっと温かくなった経験はありませんか?
◆「デイリータッチケア」とは・・・
日常的なふれあいの中で、相手のこころとからだをケアしていく「手当て」の方法です。
基本的な手技としては、
手のひらをぴったりと密着させ、一定のゆっくりしたリズム(秒速5cm)で
心臓から遠い方向に向かって優しく撫でていきます。
また、「抱っこをする」「添い寝をしながらトントンする」
「お風呂でからだを素手で洗う」等の
日常のお世話の中でのスキンシップも デイリータッチケアのひとつです。
大切なことは、手技のやり方や順番などではなく、
自分の頭を空っぽにし、
「相手のからだと こころに意識を向けながら触れる」ということです。
◆デイリータッチケアの特徴や効果については、コチラをご覧ください。
Ohanaでは、赤ちゃんだけでなく、
幼児~大人まで全ての世代の方たちにできる
デイリータッチケアをお伝えしています。
<着衣の上から行う「背中のタッチケア」>
①背骨の周りには神経が集中していますので、
背骨に沿ってゆ~っくりと
(1秒間に5cm動く速さが最適)
上から下に向かって撫でさすってあげると、
気持ちが落ち着いてきます。
②次に、肩甲骨を外側に開くように、
両掌で大きくらせんを描きながら
背中全体をクルクルクル・・・とマッサージしていきます。
背中全体が温まり、筋肉の緊張がほぐれてきます。
③手首のスナップをきかせて、両手の指のはらで
背中全体をトントントン…とタッピングします。
(背骨の上は、大切な神経が通っているので刺激しない)
リズミカルなタッピングの刺激は、神経を鎮める作用があるといわれています。
④左右の肩甲骨と肩甲骨の間には「呼吸の神経」が通っています。
ここに片手の手のひらをぴったりと当てて、クルクルと円を描くようにゆっくり撫でさすります。深い呼吸ができ、リラックスします。
「たったこれだけ・・・?」と思われるかもしれませんが、
実際に 自分がタッチケアを受けてみると、
グイグイと押したり、揉まれたりするマッサージとは
また違って、 何かに包まれているような
とても温かく ホッとした気持ちになることができます。
心地よいタッチケアのポイントは、
①手のひらを密着させて ②一定のゆっくりしたリズムで ③心臓から遠い方に向かって
触れていくこと。
「大好きだよ 」と言葉で伝えるのが、お互いに恥ずかしい年頃のお子さんにも
温かい手で触れてあげることで
愛情を伝えることが出来るのが「デイリータッチケア」なのですね。
~ポイントを覚えれば、何歳までも「タッチケア」はできます~